さくらんぼと母の優しさ。

私がフルーツの中で一番好きな物と言えば、さくらんぼです。昔から大好きで幼稚園のお弁当に入れてほしいと、母によく頼みました。
アメリカンチェリーと違い、国産のさくらんぼは100グラム400~500円する高級品でしたが、幼稚園に行きたがらない私を気遣ってお弁当に入れてくれました。両親共に働きに出ていて、当事としては珍しい5人兄弟だったため経済的にも余裕がなかったはずなのですが、母は
「○○ちゃんの好きなさくらんぼ買ってきたよ。」
とプラスチックのケースに少しばかり入れられたさくらんぼを見せてくれました。

さくらんぼが出回るこの季節になると、母とのお弁当の思い出が甦り自然と手にしてしまいます。
主人に見つかると、
「また買ってきたの?もう少し安くなってから買えば良いのに。」
と毎回言われますが、この時期に思い出に浸りながら食べたいので文句を言われても買ってきてしまいます。
私も三十路を越えて、母にお弁当作ってもらう事はないと思いますが、お弁当を開けて、可愛らしい絵柄がプリントされた銀紙に3つほど乗せられたさくらんぼを見つけた時の嬉しかった思いは今でも残っています。
私にも三人の息子、娘がいるので今から何をねだられるのだろうと楽しみでもあります。

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